目次

    このカテゴリでは、「横浜市で福祉の仕事に就きたい」と考えている方に向けて、横浜市の福祉の特徴を解説していきます。

    横浜市では基本的な福祉サービスを
    利用できるように設計されている

    約370万人が生活する横浜市には18の区があり、多種多様なコミュニティで構成されています。福祉については、地域全体を考慮したアプローチに力を入れており、「どの区に居住しても、基本的な福祉サービスを同じように利用できる」よう設計されているのが特徴です。

    そんな横浜市では、高齢者を中心に障害や子育てなども含めた地域づくりをめざす取り組みが進められています。地域の介護・福祉・医療・住居・生活サポートを一体的に提供するものであり、身近な支え合いの仕組みづくりを進めています。

    横浜市ならではの
    面的整備とは

    面的整備とは、土地・インフラ・公共空間などをトータルで整備し、そこに住む人の生活の質を高めていくための取り組みです。福祉の街づくりを進めるうえでも重要な取り組みであり、建物・交通機関・公共施設はもちろん、地域の福祉・介護ニーズに合わせた環境整備もこれに含まれています。

    たとえば、歩道におけるバリアフリー化の推進も福祉にまつわる面的整備の一環です。歩道や公共施設の段差をなくす、点字ブロックを設置するなど、高齢者や障害者が安全に移動できる環境を整えます。子育て支援施設や高齢者向けの福祉サービス拠点を公共空間に配置し、生活支援を充実させることも、横浜市が進める面的整備のひとつです。

    このような取り組みにより、横浜市は誰もが安心して暮らせる生活空間を創造し、福祉の向上と都市の持続可能性を両立させているのです。

    横浜市における
    主な「支援のかたち」

    横浜市では、地域のニーズに合わせてさまざまな種類の福祉サービスが提供されています。当メディアでは、福祉業界の“働き方の違い”を理解しやすいよう横浜市の障害福祉サービスの実態*をもとに、レ・フクシエ編集チーム独自の視点で【3つの支援のかたち】に再整理しています。

    参照元:横浜市「障害福祉サービス事業所・施設一覧」(https://www.city.yokohama.lg.jp/kenko-iryo-fukushi/fukushi-kaigo/fukushi/annai/shogaishisetsu.html)

    地域型支援…新興住宅地や
    若年層が多い地域に集中

    横浜市の地域型支援は、高齢者や障害者、子育て世帯など、地域の多様なニーズに応じて、地域の特性を活かした細やかな支援を提供することを目的としています。この形の支援が比較的多く見られるのは、新興住宅地や若年層が多い地域。地域活動ホームや、生活介護の拠点が多く整備されています。

    多様な地域コミュニティがある横浜は「地域活動ホームが多い」

    横浜市は、地域活動ホームの設置が多いのが特徴です。この施設は、地域で暮らす高齢者や障害者が自分らしく生活できるよう、支援やコミュニティの場を提供することを目的としています。

    たとえば障害者地域活動ホームは、在宅の障害者や障害児への支援を提供する施設として、横浜市が設置しているもの。デイサービスなどの日中活動事業、ショートステイや一時ケアなどの生活支援事業、さまざまな相談に応じる相談支援事業をサービスとして行っています。

    ちなみに、障害者地域活動ホームには大きく分けて2種類があり、機能強化型障害者地域活動ホームは市内に23ヶ所、社会福祉法人型障害者地域活動ホームは18ヶ所を展開。各区にひとつ以上の施設が設置されており、それぞれの施設を拠点として細やかなサービスの提供を心がけています。

    「住民とのつながりや地域福祉に関心がある」学生に適している

    子育てファミリーなど、比較的若い世代が住むエリアに多い地域型支援。とくに横浜市は、福祉関連の施策や支援制度が充実しており、地域の課題解決に直接かかわりやすい環境が整っています。

    こうした地域型支援は、「住民同士の支え合いを充実させたい」「地域の課題解決に取り組みたい」「困っている人が地域で孤立しないようにしたい」といった、地域福祉に関心がある学生に向いていると言えるでしょう。

    居住型支援…高齢化率が
    高い地域に多い

    居住型支援とは、利用者が施設内で生活(入所・入居)しながら、専門のスタッフから継続的な支援を受けるスタイルです。
    施設スタッフは、食事や入浴などの生活全般のサポートのほか、日中活動の支援や健康管理、相談援助を行います。

    生活支援と医療的サポートを組み合わせた取り組みがある

    横浜市の居住型支援では、生活支援と医療的サポートを組み合わせた取り組みが行われています。日常生活の支援と医療ケアを一体的に提供し、高齢者や障害者が地域で安心して生活できるような仕組みです。

    横浜市では、すべての区で「在宅医療連携拠点」を展開・運営しています。これは横浜市医師会と協働した取り組みで、在宅医療を提供している医師への支援のほか、ケアマネジャーなどに対する医療的支援を行うというもの。こうした取り組みにより、在宅医療と介護の連携をより充実させ、強化しているのが特徴です。

    「医療ケアや専門職を目指したい」学生に適している

    横浜市は日本の中でも人口の多い都市で、高齢者の割合も増加傾向です。そのため、在宅での医療ケアや介護へのニーズも高まっていると考えられます。また、地域包括ケアシステムの推進によって医療と介護の連携が重要視されており、訪問医療や医療ケアを提供するサービスの需要も高まりつつあるようです。

    介護だけでなく、医療ケアを提供している福祉施設も増えているため、「医療を中心とした福祉サービスを提供したい」「福祉の分野で医療の専門家を目指したい」という学生は、今後の活躍が期待できそうです。

    就労型支援…都市部に多い

    横浜市では、障害者をはじめとする支援を必要とする方々が社会参加や自立を促進できるよう、さまざまな就労支援を展開しています。このサービスを提供している施設・法人は、人が多く集まる都市部に多くなっているようです。

    就労支援や日中活動の
    拠点が比較的充実している

    取り組みのひとつとして挙げられるのが、「横浜市障害者就労支援センター」の設置です。この施設では、障害を持つ方たちが就労できるよう、職場体験のセッティングや面接指導などのサポートを提供。就労後も、職場訪問を行い雇用条件や生活面でのフォローを行っています。

    また、在宅の障害者や障害児が地域で安心して生活できるよう、日中の活動拠点として「障害者地域活動ホーム」を設けています。この施設は横浜市が独自に設置しているもので、利用者の障害の状況や意向に合わせて選べるよう、5つの種類を展開。通所する利用者が、機能訓練や創作活動などに打ち込めるようサポートを行います。

    「利用者の成長や就職をサポートしたい」学生におすすめ

    就労型支援は、生活介護のような日常生活の支援を中心としたサービスとは役割が異なり、障害を持つ方々の社会参加を支援するものです。支援を通じて、利用者の方々がスキルを身につけたり、自信を持ったりする姿を見られることは、大きなやりがいとなるでしょう。

    また、就労型支援は利用者が就職すれば終わり…という訳ではなく、その後も細やかなフォローアップが必要となります。1人ひとりと深く向き合い、人生のサポートをしていきたいと考えている学生に向いているジャンルと言えるでしょう。

    SUMMARY
    横浜市の福祉の特徴を知って就職先を見つけよう!
    横浜市は、どこの区でも同じ福祉サービスが受けられるような制度を整えており、福祉・介護の専門職として学びながら働ける環境が整っています。福祉・介護の専門家として知識やスキルを高めていくのに、適した環境であると言えるでしょう。まずは横浜市の福祉の特徴を知り、気になる施設への見学やインターンシップから就活をスタートさせてみてはいかがでしょうか。

    横浜市の
    社会福祉法人3選

    当メディアでは、福祉業界の“働き方の違い”を理解しやすいよう、横浜市の障害福祉サービスの実態*をもとに、
    レ・フクシエ編集チーム独自の視点で【3つの支援のかたち】に整理しています。
    職種・支援内容・採用情報が公式サイトで確認でき、
    「はじめての職場」としてイメージしやすい3法人を紹介します。
    地域型支援
    居住型支援
    就労型支援
    社会福祉法人 ル・プリ
    社会福祉法人ル・プリのイメージ
    引用元:ル・プリ公式HP
    (https://le-pli.jp/recruit/)
    障害のある方の地域生活を支える
    生活支援員として働く
    20代の
    社員率
    29.4%
    平均
    年齢
    38.2
    職場体験 選考に有り(2日間)
    大卒月給例 263,838円〜
    ※夜勤・一律の諸手当含む
    横浜市内の
    拠点数
    11区/27箇所青葉区/都筑区/緑区/鶴見区/神奈川区/瀬谷区/旭区/戸塚区/泉区/港南区/栄区
    社会福祉法人 十愛療育会
    社会福祉法人十愛療育会のイメージ
    引用元:十愛療育会公式HP
    (https://jyuuairyouikukai.or.jp/kyujin/index.php)
    暮らしの場とともに支える
    ケアサポーターとして働く
    20代の
    社員率
    公式サイトに記載なし
    平均
    年齢
    44.8
    職場体験 公式サイトに記載なし
    大卒月給例 234,000円〜
    ※夜勤3回・一律の諸手当含む
    横浜市内の
    拠点数
    4区/9箇所青葉区/旭区/保土ヶ谷区/港南区
    社会福祉法人 電機神奈川福祉センター
    社会福祉法人電機神奈川福祉センターのイメージ
    引用元:電機神奈川福祉センター公式HP
    (https://www.denkikanagawa.or.jp/recruit/index.html)
    障害のある方の就労を支える
    就労支援員として働く
    20代の
    社員率
    公式サイトに記載なし
    平均
    年齢
    39.8
    職場体験 公式サイトに記載なし
    大卒月給例 223,800円〜
    ※住宅・資格等手当含む
    /条件有
    横浜市内の
    拠点数
    3区/4箇所港北区/戸塚区/磯子区
    地域型支援
    居住型支援
    就労型支援
    *参照元:横浜市「障害福祉サービス事業所・施設一覧」(https://www.city.yokohama.lg.jp/kenko-iryo-fukushi/fukushi-kaigo/fukushi/annai/shogaishisetsu.html)
    各法人の記載データは、2025年11月調査時点の情報です。
    ※参照元:ル・プリ採用公式HP「新卒募集要項」(https://le-pli.jp/recruit/works/impediment/),「数字で見るル・プリ」(https://le-pli.jp/recruit/analysis/
    ※参照元:十愛療育会公式HP「2026年生活支援員求人票」PDF(https://jyuuairyouikukai.or.jp/kyujin/myphotos/kyujin_202509103.pdf),マイナビ2026「十愛療育会」(https://job.mynavi.jp/26/pc/search/corp244576/outline.html)
    ※参照元:電機神奈川福祉センター採用公式HP「新卒募集要項」(https://www.denkikanagawa.or.jp/recruit/guide/index.html

    給与水準から考える横浜市の福祉

    福祉の仕事は給料が低いと不安に感じる方も多いのではないでしょうか。実は、横浜市を含む神奈川県の福祉業界の給与水準は全国でも上位に位置しています。本記事では、公的データに基づく月収の相場や、給与を底上げする「処遇改善手当」の仕組みを解説。横浜ならではの福利厚生や住宅補助など、安心して働くために知っておきたいお金事情を紹介します。

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